アドイエロー

タ行

デスマーチ

意味:出口の見えない熾烈な集団状況

もともとはナチス・ドイツによって行われた、生命を顧みない囚人の強制移動を指し、文字通り「死の行進」を意味していました。
エドワード・ヨードンがソフトウェア・プロジェクトが混乱する原因として比喩的に使用して以来瞬く間に広まり、現在ではIT業界の一般単語になっています。
ソフトウェア産業に限らず、異常な集団的・社会的状況に対して幅広く活用できるカタカナです。
日常会話では「デスマ」と省略して使われています。

トリビュート

意味:捧げもの 感謝の印

商業音楽のネタとしてしばしば用いられているカタカナです。
先達のミュージシャンに対して敬意を表しつつカバーした作品を指すようですが、単なるレトリックの感は否めません。
カタカナでは名詞として単独で使われることがあまりなく、「トリビュート・アルバム」のように他の言葉と組み合わせたり、動詞的に使われたりすることのほうが多いようです。

関連:リスペクト

トートロジー

意味:同語反復 自明の理

キョンがトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間について言及して以来、軒並み認知度が上がったカタカナです。
多くは「オレはオレ、オマエはオマエ」のように同じ言葉を反復させる無意味なレトリックを指して使われています。
また「はじめての初潮」や「新しい新入社員」といった、当然そうに決まっている言い回しもしばしばトートロジーの烙印を押されています。
論理学的に言えば、必然的に真として成立する命題ということになります。

テリトリー

意味:縄張り

個人や集団の支配意識の上に成立する、一定の範囲を指して用いられているカタカナです。
動物の縄張りや営業マンの活動エリア、国の領土など、さまざまな分野で使われています。
ダイレクトに日本語で言うよりは、スマートな印象を与えてくれる効用があります。

ダミー

意味:替え玉

かかしやマネキンのように、それっぽく仕上げたものを指して使われているカタカナです。
さまざまな分野で用いられているため、何のダミーかが直感的にわかるように文脈を整える必要があります。
英語の口語表現では、バカやとんまの意味で使われていることも押さえておきましょう。

参考:「この文章はダミーです」コレクション。

ダーティー

意味:汚い 卑劣な

汚物を意味する「ダート」の形容詞形です。
見た目に汚いものだけでなく、不正行為や下劣な行為に対しても使われています。
日本語で「卑劣」と言い切るより若干卑劣さが薄れるのは、「ダーティー・ハリー」のクリント・イーストウッドがあまりに格好よかったせいかもしれません。

タッグ

意味:2人組のチーム

もともとはタッグマッチを行うためのチームを指すプロレス用語ですが、一般化して広く使われるようになったカタカナです。
個人だけでなく、チーム同士や、企業と企業の連携においてもしばしば用いられています。
「コンビ」よりは、力を合わせて戦うイメージを強く表現できると思います。

関連:ユニット

ツール

意味:道具

単なる言い換えに過ぎませんが、それほど嫌みなく自然に使えるカタカナです。
コンピュータの世界では特定の作業をするためのソフトウェアやプログラムを指して頻繁に用いられています。
「ツール・ド・フランス」の「ツール」は英語で言う「ツアー」のフランス語読みなので注意してください。

デカダンス

意味:退廃的傾向

19世紀末、芸術の分野を中心に用いられていたフランス語です。
虚無的かつ耽美的な傾向を帯びた作品やライフスタイルに対して使われています。
警官の踊りをイメージしがちですが、それもある意味デカダンスなのかもしれません。
カタカナでは同様の意味で使われる「デカダン」のほうがライトな感じはします。

関連:ニヒル

タブー

意味:触れてはならないもの

イクラちゃんの片言のように、独特の響きを持ったポリネシア語です。
ポリネシアに宗教的通念として存在した、神聖な物や場所、言葉や行動に対する接触・使用の制限に由来しています。
現代社会においては暗黙のルールのもとに、触れてはならない物事を指して使われているカタカナです。



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